世界大百科事典(旧版)内の十二指腸乳頭部癌の言及
【胆道癌】より
…総胆管下部の癌は膵頭部・十二指腸切除がなされ,上部胆管の癌に比べ術後成績はよい。総胆管末端部の十二指腸壁内部に発生する癌を十二指腸乳頭部癌と称し,総胆管癌や膵頭部癌と区別する。臨床的には,腫瘤による胆管末端部の不完全閉塞に起因する細菌感染の発熱や増減のある黄疸を呈する型と,十二指腸粘膜に潰瘍形成が起こり,そこから出血し,貧血を呈する型とに分けられる。…
※「十二指腸乳頭部癌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」