十劫秘事(読み)じゅうごうひじ

世界大百科事典(旧版)内の十劫秘事の言及

【秘事法門】より

…江戸時代に入って邪宗邪義の禁圧がはげしくなると,土蔵(おくら)秘事,隠し念仏などと称して,地下潜行的な秘密結社となった。1663年(寛文3)紀伊国黒江の作太夫が十劫秘事を説いて追放に処せられ,1711年(正徳1)ごろには美濃国加納の玄竜寺を中心に秘事が行われ,東西両本願寺の手によって処理された。54年(宝暦4)には仙台藩水沢の秘事の徒が処刑され,翌年には京都の秘事,94年(寛政6)にも京都,大坂で秘事が発覚している。…

※「十劫秘事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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