十市氏(読み)とおちうじ

世界大百科事典(旧版)内の十市氏の言及

【大和国】より

…大和では永享大和合戦以降は戦国乱世に突入したといえる。北大和の筒井氏,古市氏,南大和の十市氏,越智氏が四強といわれ,衆徒・国民らが国衆(くにしゆう)として大小名化を競ったが,平和要望の郷村にその活動は制約され,いぜん社寺の領主的権威にすがって保身をはかったため,強力な戦国大名は出現しない。 当代,奥地の吉野郡の僻地化,伊勢北畠氏の勢力の及んだ宇陀郡,紀伊(河内)畠山氏が支配した宇智郡には,それぞれの人文に伊勢・紀伊色が強まり,大和の歴史的舞台は大和平野部に縮まった感もある。…

※「十市氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android