日本大百科全書(ニッポニカ) 「十王子物語」の意味・わかりやすい解説
十王子物語
じゅうおうじものがたり
インドの作家ダンディン(7世紀ごろ)作のサンスクリット伝記小説『ダシャクマーラチャリタ』の邦訳名。
[編集部]
インドの作家ダンディン(7世紀ごろ)作のサンスクリット伝記小説『ダシャクマーラチャリタ』の邦訳名。
[編集部]
…生没年不詳。伝記は明らかでないが,散文の伝奇小説《ダシャクマーラチャリタDaśakumāracarita(十王子物語)》の作者として名高い。この物語は10人の貴公子たちの冒険奇談を主題とし,興味深い多くの挿話を含み,中世インドの社会状態を詳しく描写しているので,風俗小説とか悪党小説などとよばれている。…
※「十王子物語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...