世界大百科事典(旧版)内の半坡様式の言及
【彩陶】より
… 焼成前に主として酸化鉄の顔料で着色し,黒ないしは赤色に発色させた彩陶は,黄河中流域の仰韶文化で成立し発展をとげる。前期にあたる半坡(はんぱ)様式の彩陶は,粘土紐巻上げで成形し表面を研磨する細泥紅陶であり,土器全体のなかで占める割合は少なく,器種として深鉢,鉢,壺,短頸壺などに限られる。黒色で彩色する三角・直線・斜線・斜格子・波浪文などが一般的で,ほかに人面・魚・鹿・蛙・植物などの絵画的な文様がある。…
※「半坡様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」