世界大百科事典(旧版)内の半遠心鋳造法の言及
【遠心鋳造】より
…鉄道用車輪などでは,ハブのところを垂直の回転軸,押湯,湯口とし,鋳型を高速で回転させれば,遠心力によって溶湯がスポーク部を通ってリム部を充てんするように入り,車輪が鋳造できる。これを〈半遠心鋳造法〉といい,車輪のほか歯車地,プーリー,スプロケットなどをつくっている。垂直の回転軸上に設けた湯口より放射状に湯道を出し,その先端に各種の形状の鋳型を複数個配置することにより,不規則な形状の製品を高重力のもとで一度に多数個鋳造することができる。…
※「半遠心鋳造法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」