南北共同宣言(読み)なんぼくきょうどうせんげん

知恵蔵の解説

南北共同宣言

2000年6月13〜15日に北朝鮮を訪問した金大中(キム・デジュン)韓国大統領(当時)と、迎えた金正日(キム・ジョンイル)国防委員長(党総書記)との間で署名された宣言。「統一は自主的に解決する」「南北の統一案に共通性のあることを認める」「民族経済を発展させ、また、あらゆる分野での協力と交流を活性化させ、双方の信頼を固める」など、5項目からなっている。これまで南北間には、朴正煕(パク・チョンヒ)-金日成(キム・イルソン)時代の1972年7月4日に同時発表された統一原則に関する7・4共同声明と、盧泰愚(ノ・テウ)-金日成時代の92年2月に発効した南北基本合意書などがあるが、南北の最高首脳が初めて署名した文書であることに歴史的な意義がある。この00年の史上初の南北首脳会談を受けて、離散家族の再会事業や閣僚級会談などが行われ、断絶していた鉄道・道路の連結も実現した。しかし、共同宣言に盛り込まれた金正日委員長のソウル答礼訪問はまだ実行されていない。

(2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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