南蛮蒔絵(読み)なんばんまきえ

世界大百科事典(旧版)内の南蛮蒔絵の言及

【蒔絵】より

…一方,ヨーロッパとの交通によって蒔絵は国際性も獲得した。来日した宣教師の注文による蒔絵螺鈿洋櫃,聖餅箱などが多数輸出され,彼地で模倣されて〈ジャパニングjapanning〉と呼ばれ,国内では南蛮蒔絵の流行をみた。伝統的技法も受け継がれており,狩野永徳下絵の《芦穂蒔絵鞍・鐙》(東京国立博物館)はこの時代の技術的水準を伝えている。…

※「南蛮蒔絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android