世界大百科事典(旧版)内の南蛮誓詞の言及
【転証文】より
…起源は1614年(慶長19)キリシタン総奉行大久保忠隣が京都で信者を俵責めにした際,〈いざころべ〉(《吉利支丹物語》)と棄教を強要して請人(うけにん)手形をとったのが始めといわれる。35年(寛永12)から京都や長崎などで〈南蛮誓詞〉または〈きりしたんしゅらめんと〉とよばれる転書物(かきもの)が徴収された。この書物は転宗者がデウスやサンタ・マリアに棄教を誓う形式をもち,偽装転宗者を挫折させる心理的効果をあげた。…
※「南蛮誓詞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」