世界大百科事典(旧版)内の単位粒子説の言及
【生体膜】より
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[生体膜の構造と形態]
生体膜の構造については,リン脂質二重層をすべての膜の基本構造とするモデルがダニエリJ.F.Danielli,デーブソンH.Davson,さらにロバートソンJ.D.Robertsonらによって単位膜説として提唱された。これに対してグリーンD.E.GreenやベンソンB.Bensonは,タンパク質を中心とみるタンパク質‐脂質複合体の繰返しからなるとする単位粒子説を提出した。その後1972年にシンガーS.J.Singer,ニコルソンG.L.Nicolsonは流動モザイクモデルを発表し,現在いくつかの修正を経てこの説が基本的に認められている。…
※「単位粒子説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」