単位膜説(読み)たんいまくせつ

世界大百科事典(旧版)内の単位膜説の言及

【生体膜】より

…通常,重量比でわずかにタンパク質が多いが,ミトコンドリア膜ではタンパク質が66%を占めるのに対し,神経のミエリン鞘膜(しようまく)では75%のリン脂質を含んでいる。
[生体膜の構造と形態]
 生体膜の構造については,リン脂質二重層をすべての膜の基本構造とするモデルがダニエリJ.F.Danielli,デーブソンH.Davson,さらにロバートソンJ.D.Robertsonらによって単位膜説として提唱された。これに対してグリーンD.E.GreenやベンソンB.Bensonは,タンパク質を中心とみるタンパク質‐脂質複合体の繰返しからなるとする単位粒子説を提出した。…

※「単位膜説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android