単核細胞貪食系(読み)たんかくさいぼうどんしょくけい

世界大百科事典(旧版)内の単核細胞貪食系の言及

【炎症】より

…慢性炎症では単球,マクロファージ,形質細胞およびリンパ球が主体となる。なかでもマクロファージは最も活発に貪食作用を示す細胞で,その大部分は血液中の単球に由来することから,マクロファージと単球とを合わせて単核細胞貪食系mononuclear phagocytic systemと呼ばれている。血液以外から由来するマクロファージは,組織に存在する組織球,肝臓のクッパー星細胞,肺の肺胞マクロファージ,リンパ節や脾臓にあるマクロファージおよび胸膜や腹膜上皮由来のマクロファージなど,いわゆる細網内皮系reticuloendothelial systemといわれているものに属する細胞である。…

※「単核細胞貪食系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android