世界大百科事典(旧版)内の単系社会の言及
【相続】より
… 相続をめぐる社会関係はきわめて多様であるが,代表的なものとして単系出自原理が支配する社会における相続・継承の形式があげられる。単系社会では,父系または母系いずれか一方の系譜をたどって個人と特定祖先を結ぶ出自のラインが形成されている。子供は自動的・生得的に父方(父系)または母方(母系)の出自集団に帰属し,集団成員のもつ権利・義務を与えられ,それらはさらに次の世代へと継承されていく。…
※「単系社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」