《印欧語比較文法要説》(読み)いんおうごひかくぶんぽうようせつ

世界大百科事典(旧版)内の《印欧語比較文法要説》の言及

【シュライヒャー】より

…言語学は,言語を話す民族の歴史的な運命と直接関係することなく,言語そのものを対象にする学問で,それは自然史の一部をなし,その研究は自然科学の方法によるべきである,と彼は考えていた。ワイマールで刊行された大著《印欧語比較文法要説Compendium der vergleichenden Grammatik der indogermanischen Sprachen》(1861‐62,4版1876)において,彼はF.ボップにはじまる印欧語(インド・ヨーロッパ語族)研究を集大成すると同時に,比較によってそれぞれの形の原型を求め,理論的にインド・ヨーロッパ語の共通基語(祖語)Urspracheを再建するという新しい試みを展開した。そしてその共通基語からインド・ヨーロッパ諸語がどのように分化したかを,木の幹が枝分れしていくように,1本の系統樹Stammbaumに描いた。…

※「《印欧語比較文法要説》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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