《危機の20年》(読み)ききのにじゅうねん

世界大百科事典(旧版)内の《危機の20年》の言及

【国際政治学】より

… E.H.カーは国際政治における現実主義と理想主義の問題を研究の対象とした。カーはその著書《危機の20年The Twenty Years’ Crisis》(1939)で,戦間期の国際的危機について,ヨーロッパに支配的である自由放任主義による利害調和の考え方が〈ユートピア的立場〉であり,これに対して,ファシズム国家は力ばかりを強調する〈リアリスト的立場〉であって,それぞれが一方に偏しているところに危機が存在していると指摘した。カーは道義が重視されている国際政治において,権力の要素を分析し,国際問題を解決するには,政治秩序の一機能でしかない法は有効性をもたないとし,〈政治的なもの〉による解決を強調した。…

※「《危機の20年》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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