世界大百科事典(旧版)内の卵原説の言及
【前成説】より
…またJ.スワンメルダムは,さなぎのなかに成体が折りたたまれて入っていることを明らかにした(1669)。この段階では精子の存在は知られておらず,卵に微小成体が存在すると理解されたので,この型の前成説は卵原説と名づけられている。一方,ハムJ.Hamが精子を発見し(1675),A.vanレーウェンフックが受精におけるその働きを推定(1679)して以来,精子に成体の原型が存在するという意見があらわれた。…
※「卵原説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」