卵管采(読み)らんかんさい

世界大百科事典(旧版)内の卵管采の言及

【性器】より

…子宮口の近くは細くなっていて峡部とよばれる。腹腔口はラッパのように広がったうえに,ふさ状に深くきれこんで卵管采となり,また腹腔口に近いところの太い部分は膨大部とよばれる。卵管の粘膜は複雑なひだを作っているので,内腔はせまい迷路状になっている。…

【卵管】より

…卵管は子宮口側は細いが,腹腔口側はしだいに太くなり,端のところがらっぱ状に広がり,しかも深い切れ込みが入っている。ここを卵管采(さい)といい,腹腔口近くの太くなった部分を卵管膨大部と呼び,受精はこの膨大部で起こるという。卵管の壁は内側から外側に向かって,粘膜,筋層,漿膜(腹膜)からなる。…

※「卵管采」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android