世界大百科事典(旧版)内の原ウゴル文化の言及
【ウラル語系諸族】より
…北群は北上を続け,先住民を同化して現存のネネツ族(ユラク・サモエード),エネツ族(エニセイ・サモエード),ガナサン族(タウギ・サモエード)の各族となる。原フィン・ウゴル文化は青銅器時代になると原フィン文化と原ウゴル文化に分裂する。両者はそれぞれボルガ・カマ流域のボロソボ文化および南シベリアのアンドロノボ文化に比定されるが,とくに前者は従来までの狩猟・漁労に加えて牧畜・農耕を開始,生産経済に到達したのである。…
※「原ウゴル文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」