世界大百科事典(旧版)内の原サモエード文化の言及
【ウラル語系諸族】より
…ウラル祖語の担い手である原ウラル文化は前5千年紀以前の中石器時代の成立と考えられるが,当時すでにその形質的特徴はコーカソイド(エウロポイド)とモンゴロイドの中間型であるウラル型を示していたらしい。原ウラル文化は前4千年紀ころまでに原フィン・ウゴル文化と原サモエード文化に分岐し,前者は前3千年紀末まで存続し,新石器時代の櫛目文土器文化に比定されている。他方,後者の消息は研究の立遅れもあって判然としないが,西シベリアにあって後1世紀初頭に南群と北群に分かれる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」