原口背唇部(読み)げんこうはいしんぶ

世界大百科事典(旧版)内の原口背唇部の言及

【誘導】より

…このように胚のある部分が作用系として他の部分になんらかの刺激を与え,その形成可能性の実現を誘発することを誘導という。たとえばイモリ初期囊胚の原口背唇部は,他の初期囊胚に移植されると陥入して脊索や中胚葉に分化するが,一方では形成体(オーガナイザー)としてそれに接する宿主胚の外胚葉に神経管の形成を誘発する。 目の水晶体は頭部表皮外胚葉からできてくるが,誘導現象はこの過程を明らかにしたH.シュペーマンによって1905年に発見された。…

※「原口背唇部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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