世界大百科事典(旧版)内の原版刷りの言及
【活版印刷】より
…次いで,たとえば8ページ分を組みつけて印刷(表裏で16ページ)したものは3回,16ページ分組みつけて印刷(表裏で32ページ)したものは4回折っていわゆる折丁(おりちよう)(本を構成する一まとまりの単位)を作り,製本工程にまわす。印刷に用いる版は,少部数で重版の必要のない場合は組版を直接利用するのがふつうで,これを原版刷りという。一方,大量部数のものや重版の見こまれるもの,あるいは輪転機にかけるものは,原版からいったん紙型をとり,これに鉛合金を流しこんで複製の鉛版(輪転機にかけるものは丸鉛版,そうでないものは平鉛版)をつくって印刷に供する。…
※「原版刷り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」