世界大百科事典(旧版)内の原猿亜目の言及
【霊長類】より
…食虫目に類似の動物から分化し,樹上生活を通じて適応放散した一群と考えられている。 霊長目は,原猿亜目Prosimiiと真猿亜目Anthropoideaの2亜目に分けられ,前者はさらにキネズミ下目Tupaiiformes,メガネザル下目Tarsiiformes,ロリス下目Lorisiformes,キツネザル下目Lemuriformesの4下目に,また後者はオマキザル上科Ceboidea,オナガザル上科Cercopithecoidea,ヒト上科Hominoideaの3上科に分けられる。 科のレベルで見ると,原猿はツパイ科(キネズミ科)Tupaiidae,メガネザル科Tarsiidae,ロリス科Lorisidae,アイアイ科Daubentoniidae,キツネザル科Lemuridae,インドリ科Indriidaeの6科に,また真猿はキヌザル科Callitrichidae,オマキザル科Cebidae,オナガザル科Cercopithecidae,ショウジョウ科Pongidae,ヒト科Hominidaeの5科に分けられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」