世界大百科事典(旧版)内の原発性リンパ浮腫の言及
【リンパ液】より
…前者がいわゆる原発性と呼ばれ,後者が続発性の大部分を占めている。リンパ管造影法が確立(1954)して以来,本症に対する理解が著しく進歩し,この造影所見を根拠に原発性リンパ浮腫は,(1)無形成aplasia,(2)減形成hypoplasia,(3)過形成hyperplasiaの3型に分類されている。(1)と(2)ではリンパ管数の不足によるリンパ液循環異常,(3)においては弁不全によるリンパ管内の逆流が病因の主体であると考えられている。…
※「原発性リンパ浮腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」