世界大百科事典(旧版)内の厨行の言及
【料理人】より
… 後の時代にも料理書などに名をとどめた厨師は多いが,清の袁枚の著《随園食単》のところどころにその豊富な経験が生かされている王小余は,袁家の家厨で,袁枚の筆になる〈厨者王小余伝〉が残る名料理人であった。なお民国時代の調査によれば,このころの料理人は,厨行という同職組合を結成していた。その起源はいつの時代にさかのぼるかつまびらかにしないが,彼らは職業神として竈君(そうくん)(竈神(かまどがみ))をいただき,竈君の生誕日とされる旧暦の8月3日には竈君廟(びよう)に参詣したという。…
※「厨行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」