参詣記(読み)さんけいき

世界大百科事典(旧版)内の参詣記の言及

【参詣記・参宮記】より

…《熊野御幸記》は藤原定家の《明月記》の一部で,1201年(建仁1)後鳥羽上皇の熊野御幸のときの記録で,別に途中の藤代王子,滝王子での和歌会の詠草をつけている。また有名なものに1286年(弘安9)伊勢豊受大神宮上棟拝観のため参詣した通海が,皇大神宮に詣で,神域で僧と布衣の俗人との問答を聞書したとの形式の《太神宮参詣記》(《通海参詣記》)があり,さらに1301年(正安3)撰の《他阿上人参詣記》,1342年(興国3∥康永1)坂十仏の《伊勢太神宮参詣記》等があり,また一方に西国三十三ヵ所巡拝,四国八十八ヵ所巡礼というように多くのものがみられる。【鎌田 純一】。…

※「参詣記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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