世界大百科事典(旧版)内の双鉤字の言及
【写本】より
…しかし今日では,影写本は,原本に接する機会が限られてきたため,利用価値が高くなり,研究機関で作製されることが多くなった(影写本は写真に比べて筆順・筆勢などがわかりやすく,長年月の保存にたえうるという利点がある)。なお,名家の書いた文字の輪郭だけを写し取った白抜きの文字を,籠字(かごじ),双鉤字(そうこうじ),飛白(ひはく)などとよぶこともある。天皇の筆写本を宸筆,宸翰,皇族の筆写本を御筆とよんで,特別に扱うこともある。…
※「双鉤字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」