双面物(読み)ふたおもてもの

世界大百科事典(旧版)内の双面物の言及

【双面】より

…と,お組に横恋慕する法界坊の迷魂が姫の亡魂と合体し,お組の姿で出現してお組と松若を悩ます。
[双面物]
 人形浄瑠璃,歌舞伎狂言(所作事)の系統。〈双面〉の解釈は一定しないが,怨霊が恨む相手の恋人の姿を借り,その恋人と同時出現して恨む相手を混迷させる趣向といえよう。…

※「双面物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」