世界大百科事典(旧版)内の反射法則の言及
【反射】より
…物理学用語。波が異なる媒質との境界面にぶつかり,その一部がもとへ戻る現象。粒子線の反射は粒子線の波動性に基づいて起こる。波の波長に比べて境界面が滑らかであれば,反射の法則に従う方向に反射波が生じ,境界面の凹凸が波長と同じ程度であれば反射波はいろいろな方向に広がる。後者を乱反射といい,これに対して反射の法則に従う場合を鏡面反射という。 反射の法則には次の3項がある。(1)反射波は,入射波と境界面の法線とがつくる面,すなわち入射面の面内にある。…
【合同】より
…
[合同と同値関係]
整数の合同はnで割った余りが等しいことであり,図形の合同は,位置は違うかもしれないが,図形としては同じと考えられる。したがって,いわゆる同値関係を満たす,(1)a≡a(n)(2)a≡b(n) ならば b≡a(n)(3)a≡b(n),b≡c(n) ならば a≡c(n)(1)F≡F(2)F≡G ならば G≡F(3)F≡G,G≡H ならば F≡H(1)(2)(3)は,それぞれ反射法則,対称法則,推移法則と呼ばれる。【永田 雅宜】。…
※「反射法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」