反応性溶血(読み)はんのうせいようけつ

世界大百科事典(旧版)内の反応性溶血の言及

【溶血】より

…これを間接(受身)溶血反応という。このほか,血球浮遊液中で他の抗原抗体反応系で活性化された補体成分が大量にできると,それらは抗体の関与なしでもそばにある血球につき,ついで他の補体成分が作用すれば溶血が起こる(これを反応性溶血という)。さらに,細菌多糖体,脂質多糖体,コブラ毒因子(毒素とは別のもの),凝結したIgA免疫グロブリンなどがマグネシウムイオンMg2+,血清中にある他の成分(イニシエーティング因子,A,B,D因子,プロパジンなど)とともに補体第三成分(C3=A因子)に働き複雑な経路を経てそれを活性化し,血球についた後,補体の他の成分(C5~C9)が働いて起こる溶血現象もある。…

※「反応性溶血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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