世界大百科事典(旧版)内の反権威インターナショナルの言及
【カフィエーロ】より
…イタリアの社会主義者。パリ・コミューンに影響され,ロンドンで第一インターナショナル総評議会のエンゲルスと接触。運動組織の任務を託され帰国,ナポリで活躍中バクーニンの影響下に入る。1872年インターナショナル・イタリア連合の創設を主導。総評議会との決裂後,アナーキズムに立つ〈反権威〉インターナショナルの結成に参画。77年〈行為の宣伝〉を唱え,マラテスタ等とマテーゼに蜂起。獄中で《資本論綱要》を著して,マルクス主義の普及に貢献。…
【コスタ】より
…イタリアの社会主義者。パリ・コミューンの影響を受け,バクーニンに共鳴。カフィエーロと共にインターナショナル・イタリア連合,〈反権威〉インターナショナルの結成に参画。アナーキストとして活躍した。1877年スイスに亡命,ロシア人ナロードニキのアンナ・クリショフと同棲。パリで投獄され,79年出獄後,合法的社会主義への転向を表明。最初の社会党議員として国会に入る(1882‐1910)。1909年,下院副議長。…
※「反権威インターナショナル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」