《反語攷》(読み)はんごこう

世界大百科事典(旧版)内の《反語攷》の言及

【反切】より

…章炳麟(しようへいりん)が《国故論衡》(1910)巻上の〈音理論〉において,《漢書》地理志の広漢郡,遼東郡の注にみえる後漢の応劭(おうしよう)の反切を指摘するや,反切の起源は《漢書》に対する服虔,応劭の注にさかのぼると考えられるようになる。ただし,約1世紀前に郝懿行(かくいこう)が《反語攷》(《曬書堂(さいしよどう)文集》巻七)において,すでにより詳しくこれを指摘している。従来,反切は,双声畳韻,二合声(二合音)の基礎の上に,中国独自の展開として出現したとされていたが,孫炎から後漢の霊帝・献帝間(168‐220)の人とされる服虔,応劭に時代が引き上げられてからは,反切の出現は,仏教文化の伝来と関係ありと漠然と考えられるようになった。…

※「《反語攷》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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