受け身(国語)(読み)うけみ

世界大百科事典(旧版)内の受け身(国語)の言及

【日本語】より


[態(ボイス)]
 あるものが他のものに働きかけ,影響を与える種類の表現で,働きかける側を主役に見立てて言う形式と,働きを受ける側を主役に見立てて言う形式とが規則的な対立としてとらえられるとき,前者を能動態,後者を受動態と呼ぶことが多くの言語についていわれる()。日本語では,〈王さんが彼を育てた〉〈彼は王さんに育てられた〉のように,〈~する〉と〈~される〉の対立が規則的に見られるから,〈(ら)れる〉が受動態(受け身)を表す文法的形式だということができる。しかし,この形はまた,〈雨に降られた〉〈女房に寝込まれて〉のような,いわゆる〈迷惑の受け身〉も作る。…

※「受け身(国語)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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