世界大百科事典(旧版)内の受動的探査の言及
【探査】より
…電波そのものの観測も有力な手段で,地球表面あるいは宇宙からの自然発生的電磁波を調べ対象物を知ることもできる。いっぽう対象物をいっそう積極的に調べるには観測点から電磁波,音波等を発信し,その反応すなわち反射を調べることが有効であるが,これは能動的探査と呼ばれ,自然発生的現象を観測する受動的探査と区別している。たとえばリモートセンシング技術の一つであるレーダーシステムは昼夜を問わず使用でき,しかも波長が1μm近辺の可視,近赤外域よりはるかに長く1~10cmの桁なので,雲,もや等を透過し,目的によってはきわめて有効である。…
※「受動的探査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」