世界大百科事典(旧版)内の受容分泌細胞の言及
【体】より
…ある種の消化管ホルモンを分泌する腸管の細胞は,腸管内の化学刺激を受容すると,その細胞自身が上皮下の血管内へ向かってホルモンを分泌する。このような細胞は,感覚細胞と内分泌細胞の両者の性質を兼ね備えており,受容分泌細胞と呼ばれる。このほか,嗅覚をつかさどる嗅上皮のように,神経細胞とも感覚細胞ともつかない細胞(通常,神経細胞のなかに分類されているが)がにおいの分子を受容すると同時に,その長い突起によって興奮を脳へ伝達している。…
※「受容分泌細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」