世界大百科事典(旧版)内の受膏者クロスの言及
【キュロス[2世]】より
…彼は本国ペルシアのパサルガダエに都城を造営し,彼の墓も同地にのこされている。キュロスはペルシア人から〈父〉,ギリシア人から理想の王者とみなされ,またユダヤ人からバビロン捕囚の解放者として〈受膏者クロス〉と呼ばれた。それは彼の人格とともに,彼の帝国支配がゆるやかな同君連合国家の形態をとり,諸民族の自治を尊重したことと関連するであろう。…
※「受膏者クロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」