世界大百科事典(旧版)内の口田儀の言及
【多伎[町]】より
…古代から出雲国の最西端に位置する軍事・交通上の要衝で,山陰道の多伎駅や石見国との間の国境を監視する宅伎戍(たきのまもり)が置かれた。海岸沿いにある中心地の口田儀は,近世にたたら製鉄の材料や鉄製品の移入港として発展し,海産物の市が毎月6の日に立った。平地が少なく,ブドウ,イチジクなどの栽培が盛んで,特産のイチジクはジャムや姿煮などに加工される。…
※「口田儀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」