世界大百科事典(旧版)内の古フランス語の言及
【フランス語】より
…さらに,フランク人の元来もっていた強・弱のアクセントの差を際だたせる発音上の傾向が,開音節強勢母音ẹ,ọの二重母音化など,北ガリアに特徴的な音声変化の原因ではなかったかと考える学者もいる。
[古フランス語]
現存するフランス語最古の文献は,《ストラスブールの宣誓Serments de Strasbourg》(842)と呼ばれる,軍事・外交上の記録である。フランス語史の上では普通,この頃から1350年ころまでを古フランス語,その後1600年ころまでを中期フランス語,以後現代までを近代フランス語と区別する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」