《古今料理集》(読み)ここんりょうりしゅう

世界大百科事典(旧版)内の《古今料理集》の言及

【料理書】より

…これらは故実書,伝書として伝えられ,いずれも写本であったが,近世に入ると料理書が印刷に付せられ,1643年(寛永20)には《料理物語》が刊行されて新たな料理書の歴史が始まる。江戸初期には,《料理切形秘伝抄》のような庖丁流派の料理書も刊行されるが,流派にとらわれない料理法を記した《料理物語》が,正保(1644‐48),慶安(1648‐52),寛文(1661‐73)と繰り返して版を重ねる一方で,延宝(1673‐81)から元禄(1688‐1704)に至ると,《古今料理集》《合類日用料理抄》など体系性を備えた料理書が成立し,料理法のみならず材料の吟味や取合せの是非までもが語られるようになる。またこの時期には,食物の効能を記した本草書の系譜に属する《日用食用》《本朝食鑑》などが刊行され,茶の湯の影響をうけた《茶湯献立指南》といった料理書も現れた。…

※「《古今料理集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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