《古代イギリス詩拾遺》(読み)こだいいぎりすししゅうい

世界大百科事典(旧版)内の《古代イギリス詩拾遺》の言及

【バラード】より

…すなわちはじめはやはり〈踊りの際に歌われた歌謡〉を意味していたものが,やがて〈民謡〉を広くさすようになり,イギリスの民謡が多く物語的であったことから,〈物語詩〉一般をいうようになったものである。その際大きく影響したのが18世紀後半に始まった古民謡の収集で,パーシThomas Percy(1729‐1811)編の《古代イギリス詩拾遺Reliques of ancient English poetry》(1765)に集められたものを範としてこれに類似したドイツや北欧などゲルマン系の物語的要素のつよい詩をこの語で呼ぶようになったのである。物語詩にあっては,叙事的な内容が劇的な表現手段(経過の飛躍的描出,独白や対話の多用など)と結びつき,さらにリフレインによって歌い手の主観的な感情表出が加えられる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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