世界大百科事典(旧版)内の古典積分の言及
【三体問題】より
…重心積分は3天体の重心が座標系に対して一様直線運動をすることを示し,角運動量積分は,3天体の座標原点に関する角運動量が一定に保たれること,そしてエネルギー積分は,3天体の全エネルギーが一定であることを示す。これら10個の積分は,すでにL.オイラーによって18世紀中ごろに発見されていて,オイラー積分,あるいは古典積分といわれるが,これらはn体問題でも成り立って三体問題に固有のものではない。 オイラー以後の三体問題の研究が新しい積分の発見に向けられたのは当然である。…
※「古典積分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」