古書体学(読み)こしょたいがい

世界大百科事典(旧版)内の古書体学の言及

【古文書学】より

…後者は法律的または実用的な目的で書かれた証書,契約書,報告書,帳簿,訴訟記録,法令集で古文書と呼ばれ,主として文書館に所蔵されている。古記録,古文書の書体に関して批判・検討する学問が〈古書体学palaeography,paleography〉と呼ばれるのに対し,書体だけでなく,古文書の用紙の材質(パピルス,羊皮紙,紙),インク,書式,文体,印章,副署,年代表示方式等のさまざまな基準から,批判・検討を加え,古文書の真偽,真正性を検討する学問が古文書学である。最近ではコンピューターを利用して,ラテン文の文体の比較検討を通じて古文書の真偽を検討する手法も開発されている。…

※「古書体学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android