世界大百科事典(旧版)内の古琵琶湖の言及
【古瀬戸内】より
…第二瀬戸内期に海が浸入したのは大阪湾以西の現在の瀬戸内海地域で,この時期には氷河性海面変動のため,10回以上の海進・海退が記録されている。また当時大きな内陸湖が形成され,その一つに現在の伊賀・近江盆地をつなぐ古琵琶湖があった。一方,古瀬戸内区の東半部では,約100万年前から始まった六甲変動とよばれる地殻変動のため,古瀬戸内区を分断するような山地と盆地の列が形成されて現在に至っている。…
【琵琶湖】より
…また同年8月に大津市で世界湖沼環境会議が開催され,国の内外から湖沼の研究者,行政担当者,地域住民が集まり,湖沼の環境問題が論じられた。【井戸 庄三】
【地史】
琵琶湖はその前身の古琵琶湖の遺存湖ともいえ,それは近江・上野(伊賀)両盆地周辺の丘陵を構成するおもに湖成の古琵琶湖層群の将棋倒し構造から知られる。古琵琶湖層群の各累層は,湖から南東へ,立ち並べた将棋を押し倒した形に重なり,最古の鮮新世(約500万年前)の累層が上野盆地に分布する。…
※「古琵琶湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」