世界大百科事典(旧版)内の可動牙類の言及
【毒ヘビ(毒蛇)】より
…溝牙は毒液が多少溝から漏れて効率が悪いが,コブラ類では溝がほとんど閉ざされている。管牙は完全に溝が閉じた注射針のような構造で,効率よく,さらに可動牙類とも呼ばれるように,大きく口を開いたとき管牙が上顎骨と直角に起きるような構造となっているものもある。そのためクサリヘビ類は離れた場所から獲物にとびかかり,瞬間的に毒を注入するという,安全で確実な方法で獲物や天敵に対処することができる。…
※「可動牙類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」