世界大百科事典(旧版)内の司教区裁判所の言及
【ローマ法の継受】より
… イタリア諸都市と並んで,とりわけ教会が注目されなくてはならない。教会は12世紀以来,行政および裁判の分野で法律家に豊富な活動の場を提供したが,とりわけ重要なのは12世紀末ないし13世紀初め以降の教会裁判所の再編成(教皇の特派裁判官judex delegatusやこれにならった司教区裁判所判事officialisの新設)とローマ法を基礎とする訴訟手続の導入である。学識裁判所の先がけとなった司教区裁判所officialatusが継受全体に対してもつ意義はきわめて大きい。…
※「司教区裁判所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」