合同機械工組合(読み)ごうどうきかいこうくみあい

世界大百科事典(旧版)内の合同機械工組合の言及

【イギリス】より

…第1次選挙法改正(1832)の階級的性格が露呈され,政治的民主主義の確立をめざすチャーチズム(チャーチスト運動)がこれにつづくが,ビクトリア中期の繁栄のなかで,飢餓と貧困に結びついたこの運動の政治的基盤が消え,自助の時代が到来する。51年結成の合同機械工組合は豊かな資金と統制力とをもつ〈新型〉組合で,この種の組合の〈労働貴族〉の圧力のもとに67年の第2次選挙法改正が実現する。68年に発足した労働組合会議(TUC)は労働運動の〈内閣〉となり,70‐75年の労働組合法による組合の法的地位の承認,争議行為の正常化に貢献した。…

【クラフト・ユニオン】より

…沿革は中世の職人ギルド(〈手工業ギルド〉の項参照)にさかのぼることができ,当初は自営職人の組織であったが,資本主義の発達にともない賃金労働者の組織に再編された。イギリスで最も発達し,1851年全国的組織として組織された合同機械工組合Amalgamated Society of Engineersが代表的なものであり,他の職業でもこれにならって数多く結成された。第1次大戦前後に産業別組合が成立するまで,欧米各国の労働組合の典型であり,アメリカ労働総同盟(AFL。…

※「合同機械工組合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android