世界大百科事典(旧版)内の合成エストロゲンの言及
【エストロゲン】より
…エストロゲンとして共通の作用のほか,思春期や閉経前期の月経周期の支配に大きな役割を果たし,にきびの発現,長管骨の骨端線部への作用,水分と食塩の保留作用もある。製剤としては,閉経期の諸障害,月経困難,機能性子宮出血,卵巣機能障害,骨多孔症や乳汁分泌抑制などの治療に用いられるが,より活性が大きく,体内で非活性化されにくいエチニルエストラジオールやジエチルスチルベスチロールなどの合成エストロゲンが用いられる。エストロンの生成は,FSH(卵胞刺激ホルモン)に支配され,環状AMP(アデノシン‐1‐リン酸)が関与する。…
※「合成エストロゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」