吉川従長(読み)よしかわよりなが

世界大百科事典(旧版)内の吉川従長の言及

【吉川惟足】より

…江戸前期の神道家。姓は〈きっかわ〉ともよむ。本名尼崎屋五郎左衛門。父は近江国出身の武士であったが,惟足は商家に養子として育ち,家は江戸日本橋の魚商であった。幼少より和歌読書に志あり,1651年(慶安4)家業を捨てて相州鎌倉に幽居,翌年生母を泉州堺にみまい,帰途京都に至り歌学を烏丸光広に問い,53年(承応2)さらに神道研究に志し侍従萩原(卜部)兼従(かねつぐ)(1588‐1660)に師事,56年(明暦2)兼従より神道道統授与の証明を与えられて,吉田神道の道統は吉田家を離れ市井の神道家惟足に継受された。…

※「吉川従長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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