吉野川分水事業(読み)よしのがわぶんすいじぎょう

世界大百科事典(旧版)内の吉野川分水事業の言及

【奈良[県]】より

…寡雨の北半部には大和川などが流れるが,流量が少ないためかつては1万以上の灌漑用の溜池や,多くの横井戸,かくし井戸がみられた。雨の多い南半部では,吉野川上流に津風呂ダム(1962完成),大迫ダム(1973完成)をつくって貯水し,灌漑期に導水トンネル(1956完成)を通して奈良盆地へ引水する吉野川分水事業が進められ,1984年までに奈良盆地のほぼ全域に灌漑用水がゆきわたるようになった。また民家の様式においても対照的で,奈良盆地では草屋根の両切妻を白壁のしっくいで塗りかため,冬の乾燥期の火災防止の意図がみられる大和棟が特徴的であったのに対し,吉野山地では急な傾斜面に石垣を築き,表からは1階,裏からは2階,3階とみえるような吉野造が特徴的である。…

※「吉野川分水事業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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