同型(生物)(読み)どうけい

世界大百科事典(旧版)内の同型(生物)の言及

【相同】より

…前者は異種生物間の狭義の相同で,これに完全相同(形や大きさは変わっても祖先型の構造がそのまま維持されている器官の相同)と不完全相同(構成要素に増減,合体,部分的消失などが起こり祖先型と等価でなくなった器官の相同)を区別する。また後者は同一個体内での広義の相同で,同型(個体内で左右の対をなす器官の相同),同価(体の前後軸にそって反復的に並ぶ器官の相同),および同規(ある器官をつくる諸部分の間の相同)の3種を認めた。脊椎動物の諸構造のほかにも,昆虫の大あごや小あごは肢の変形であるとか,高等植物の花弁や萼は葉の変形であるとかいった〈一般相同〉の例は数多くある。…

※「同型(生物)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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