《名古屋節》(読み)なごやぶし

世界大百科事典(旧版)内の《名古屋節》の言及

【都々逸】より

…度々逸,都々一などとも書く。《名古屋節》の囃し詞〈ドドイツドイドイ〉から名付けられた名称という。1800年(寛政12)名古屋の熱田神宮の門前,神戸(ごうど)町の宿屋に私娼を置くことが許され,女たちを〈おかめ〉と呼んだ。…

【よしこの節】より

…まもなく本調子に変わって,その旋律が清元の《子守》(1823)のなかに入り〈わたしゃどうでもこうでもあの人ばかりはあきらめられぬ じゃによって讃岐(さぬき)の金比羅(こんぴら)さんへ願でもかけましょか〉と,いまも歌い継がれている。《よしこの節》は京坂地方でも盛んに歌われるようになり,名古屋で起こって流行していた〈名古屋節〉を駆逐する勢いで広がった。1838年(天保9),江戸の都々逸坊扇歌が《よしこの節》に〈名古屋節〉をとり入れて〈どどいつ節〉(都々逸)を大成しもてはやされたが,京坂では長く《よしこの節》を残した。…

※「《名古屋節》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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